大学院国際日本学研究院若手研究者派遣事業報告会オンラインで開催

2025.06.18

2025年6月11日(水)、2024年度大学院国際日本学研究院若手研究者派遣事業により海外出張した大学院生等の報告会を開催しました。

この「若手研究者派遣事業」は、大学院博士後期課程の大学院生を主とする若手の日本研究者を国内外の教育研究機関や学会に派遣し、国内外の卓越した日本学研究機関?研究者間のネットワークを構築するもので、2015年度からはじまりました。

報告会では昨年度派遣の博士後期課程の大学院生5名が、派遣先で行った研究発表を中心に、現地での活動や交流、得られた知見などを交えて報告しました。うち4名がコーパスの分析やAIの活用を研究の中心に据えた日本語教育関連で、教育現場への提言等も行われました。1名は社会科学領域で、世界情勢を背景としたまさに時事的な研究であり、既にScopus論文として掲載が決まったとの報告がありました。研究者同士の交流や肌で感じた現地の様子など、海外派遣ならではの興味深い報告が聞かれました。

歴史的な円安により海外派遣者の費用負担の課題が残りますが、充実した報告会となりました。大学院国際日本学研究院長から、今後の学会発表や博士論文の執筆にも活かせる貴重な場として、今後も事業の継続?発展を目指したいとの挨拶で閉会となりました。

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